害虫辞典 日本昆虫学会会名誉会長 安富和男氏監修

乾燥食品を加害する甲虫類の仲間

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キノコを食べるものからアリの巣に住むものまで種類の多い甲虫類

一般家庭、食品工場、食品倉庫などで乾燥食品類を加害する昆虫には甲虫、蛾やチャタテムシの仲間がいますが、コクゾウの成虫甲虫類は種類も多く、形態や生態が様々です。

食品害虫の甲虫類はヒラタムシ科、ホソヒラタムシ科、ゴミムシダマシ科、コクヌスト科、オサゾウムシ科(コクゾウ類)、カツオブシムシ科、シバンムシ科、ヒョウホンムシ科、マメゾウムシ科の9科に属しています。

ヒラタムシ科とホソヒラタムシ科の甲虫の多くは体長5mm以下で、もともとは野外の樹皮下に生息し、体が扁平なためヒラタムシの和名がつきました。大部分は樹皮下で小昆虫を餌にしていますが、ノコギリヒラタムシやカクムネヒラタムシは屋内に侵入した害虫種です。

ゴミムシダマシ科の甲虫には小型から大型まで多くの種類があり、形態も変化に富んでいます。野外で枯れ木や植物の種子を食べる種類が多く、ときにはキノコを食べるものやアリの巣に住む種類もいます。屋内に住みついて貯穀害虫になった主な種類はコクヌストモドキ、ヒラタコクヌストモドキ、チャイロコメノゴミムシダマシ、キュウリュウゴミムシダマシ(九龍虫)などです。

大部分は樹木に穿孔する生活、中には標本を食害する種も

コクヌスト科の甲虫は野外性の捕食者ですが、コクヌストという1種だけが貯穀害虫として知られています。
オサゾウムシ科のコクゾウの成虫コクゾウ類ではコクゾウ、ココクゾウ、グラナリアコクゾウの3種が世界的な害虫種ですが、グラナリアコクゾウは日本に定着していません。カツオブシムシ科の甲虫は和名のようにカツオブシなどの動物性食品を加害し、主な種類にハラジロカツオブシムシ、トビカツオブシムシなどがあります。ヒメマルカツオブシムシとヒメカツオブシムシは衣類、特に毛織物や絹織物の害虫として知られ、又昆虫や動物の剥製標本まで加害します。欧米でmuseum beetle(博物館の甲虫)と呼ばれているのはシモフリマルカツオブシムシであり、博物館の標本害虫です。

シバンムシ科の甲虫は小型ですが種類が多く、世界で1,000種以上が知られ、大部分は樹木に穿孔する生活を送っています。一部の種類が屋内に住み、植物質の乾燥食品や建材、書籍を加害します。
主な種類はジンサンシバンムシとタバコシバンムシです。

ヒョウホンムシ科の甲虫は卵形、または円筒形で小さく、屋内性の種類は標本を食害するために標本品の和名で呼ばれています。主な種類はニセセマルヒョウホンムシです。

マメゾウムシ科の甲虫はいずれも幼虫が植物の種子を食べて育ちます。和名のようにマメ科植物の種子(豆)を加害するものが多く、アズキゾウムシ、ヨツモンマメゾウムシ、インゲンマメゾウムシ、エンドウゾウムシ、ソラマメゾウムシが主要種です。アズキゾウムシには実験昆虫という有益な面もあります。

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