コチャタテはコチャタテ科Trogiidaeに属し、全世界に分布しています。

成虫は体長1.5-2.0ミリ、淡黄白色で胸部背面に鱗片状の小さな前翅の痛跡があります。胸部第3-7節の背板基縁に赤褐色で三角形の斑紋を装っていま
す。触角は細長くて27-29の環節があります。

一般家屋、製粉工場、穀物倉庫、博物館、図書館に生息し、穀粉、乾燥食品、昆虫標本、さく葉<さくよう>標本、糊付けした書籍などを食害する
害虫です。屋外にも生息し、鳥の巣、スズメバチやミツバチの巣で発見されます。

１年に数回の発生を繰り返す多化性です。卵は楕円形で長さ0.65ミリ、8-10日で幼虫がふ化し、幼虫期間は19-24日です。
発生を予防するには湿度を60％以下に抑えてカビの発生を防ぐことです。
発音するチャタテムシとして知られ、コチ、コチ、コチ・・・・・・という音をたてます。