ヤスデの防御物質生成のしくみ

青酸などの毒液で回りの敵から身を守るヤスデ

ヤスデは各体節の分泌腺から防御物質を出します。この液体には青酸、ベンズアルデヒド、キノン類、フェノール酸が含まれています。
防御物質が生成されるしくみは図に示したように、まず、分泌細胞からマンデロニトリルが分泌されて貯蔵嚢に貯えられます。
これが弁を通って前房に入った時、酸素の作用で分解を受け、ベンデアルデヒドと青酸に変わって体側の分泌口から放出されるのです。