毒液を出す虫の仲間
ツチハンミョウ科MeloidaeのMeloe属の甲虫で、代表的な種類はオオツチハンミョウ、カラフトツチハンミョウ、ヒメツチハンミョウ、マルクビツチハンミョウ、ミヤツチハンミョウ、キュウシュウツチハンミョウです。
体調は1-3センチ、青藍色か紫藍色で、腹が太く、鞘翅(前翅)は短く、後翅を欠き飛ぶことができません。成虫は危険が迫るとカンタリジンを含んだ体液を分泌します。
成虫の餌は植物の葉で、メスは土中に5000もの卵を産みます。ツチハンミョウの仲間は不思議な生い立ちをする昆虫です。卵からふ化した1齢幼虫は草の茎をよじのぼって花の上でハナバチの飛来を待ちます。訪花したハナバチのメスに運よくしがみつくことのできた幼虫はハチの巣に運ばれ、産卵の時ハチの卵と一緒に蜜の上に降ります。
幼虫はハチの卵を食べた後、蜜と花粉を横取りして成長し、蛹を経て成虫が羽化する生活史です。
毒液を出す虫の仲間